出産後に退職してよかった人たちの理由3選|挨拶の仕方も紹介!

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みなさんのなかには、出産後に退職しようと考えている人たちもいるはずです。特に、はじめての子育てならば、仕事と家庭の両立に強いプレッシャーを抱くこともあるでしょう。

とはいえ、いざ会社を辞めることを考えたときに、それが本当にベストな選択なのかについて悩みますよね。実際のところ、出産後の退職には、どのような利点があるのでしょうか?

この記事では、出産後に退職してよかった人たちの理由を解説していきます。また、辞めるときの挨拶についても紹介しているので、子育てに集中しようと考えている人たちは参考にしてみてください。

目次

出産後に退職する割合

そもそも、出産後に退職する人の割合は、どれくらいなのでしょうか?

厚生労働省の『第一子出産前後の妻の継続就業率・育児休業利用状況』によれば、2015年から2019年までの出産退職率は30.5%と報告されています。10人いれば3人は辞めているわけです。

ここ数年、産休に伴う女性の離職率を下げるために育児をしながらでも働きやすい環境を整えられていまうが、出産をきっかけに仕事を辞めるのも選択肢のひとつなのです。

出産後に退職してよかった人たちの理由3選

それでは、出産後に退職して「よかった」とプラスに感じている人たちには、どのような理由があるのでしょうか? 

一概には言えませんが、ここでは大きく3つの理由を考察していきます。

理由1 子どもとの貴重な時間を大切にできた

第1に、子どもとの貴重な時間を大切にできたことから退職してよかったと感じている人がいます。

とりわけ、乳児の成長速度は凄まじく、1日1日が感動の毎日であると述べる人たちもいます。その過程を親として見れないのは寂しいですよね。だからこそ、ハイハイした日や離乳食を食べた日など、二度と体験できない初めての貴重な時間を過ごしたいと思っている人からすれば退職はベストな選択なのです。

もちろん、近年では育児休暇の制度も整ってきているので、出産後に子どもと過ごす時間を得られやすくなりつつあります。けれども、仕事が始まれば保育園に預けざるを得ず、子どもと一緒にいれる時間が少なくなります。子育ての感動を存分に体験したいなら、思い切って退職するのもよいでしょう。

理由2 仕事のストレスから解放された

第2に、仕事のストレスから解放されたことで安心して子育てできるという人たちもいます

パートやアルバイトならともかく、正社員として働く場合は仕事で求められる責任感のレベルも高くなります。子育てでタダでさえ忙しいのに仕事の負担も上乗せされると、適応できずに強いストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

その結果、余裕がなくなってイライラすると、家族に八つ当たりして雰囲気が悪くなってしまうおそれもあります。子どもの発育環境にネガティブな影響を与えるかもしれません。けれども、退職した人たちは仕事のプレッシャーから解放されるので、子育てに集中できるのです。

理由3 家族との過ごす時間が増えた

第3に、出産後に退職したことで可処分時間が増えて、両親や親戚と過ごす時間が増えてよかったという人たちもいます

子どもが生まれることは夫婦だけではなく、一族みんなにとって祝うべきことです。とりわけ、祖父母に当たる両親は孫が生まれたことが嬉しくてたまらないというケースもあります。その意味では、孫の顔を見せるのも立派な親孝行なわけです。

しかし、仕事を続けていると実家に帰る機会は少なくなります。もちろん、両親に来てもらうという選択もありますが、気を遣う人たちもいるはずです。家族の協力を得ることは子育ての負担を軽減することにも繋がりますから、一緒に過ごす時間が増えることで得られる利点は大きいと実感する人もいるのです。

出産後に退職するときの挨拶メッセージ例文

なお、出産後に退職する場合はしっかり挨拶をしましょう。

具体的には、次のような例文を参照してください。

「私事となりますが、出産を迎えることを機に退職を決意しました。こちらでの勤務中、皆様からの多大なるサポートと指導に心より感謝しております。新たな生活のステージでも、こちらでの経験を胸に刻み、日々を過ごして参ります。今後も変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。今まで本当にお世話になりました」

上記に加えて、お世話になった人たちへの個別メッセージも用意しておくことをおすすめします。去り際に、人間として品格が出ます。円満退社になるよう最善を尽くしましょう。

再就職のタイミングは?

出産後の退職後、再び職場に戻ることを考える女性は多いですが、その最適なタイミングはいつなのでしょうか?

再就職のタイミングは、子どもの成長段階、自分のキャリアビジョン、家庭のサポート体制など、多岐にわたる要因によって異なります。多くの場合、子どもが保育園や幼稚園に通い始める時期が再就職のチャンスとして適していると言われています。

ただし、ブランクがあることに難色を示す企業もあるので、育児が落ち着いたら転職しようと考えているならば、リスキリングを習慣化してスキルアップしておくことを推奨します。

失業手当や出産手当金はもらえるのか?

なお、出産後に退職する場合、失業手当、出産手当金、育児休業給付金はもらえるでしょうか?

これに関しては、各種手当の受給可否について以下の表にまとめてあるとおりです。

各種手当退職する場合退職しない場合
出産手当金もらえるもらえる
育児休業給付金もらえないもらえる
失業給付金もらえないもらえない

出産手当金は産休期間の生活を賄うためのお金ですから受け取り可能です。しかしながら、失業給付金は求職する人に支払われるものですから、出産後に働く予定がない人はもらえないので注意してください。

パートナーとよく相談しよう

出産後の雇用継続は多くの女性にとって悩ましい問題でしょう。経済的に自立したい人もいれば、子どもとの時間を大切にしたい人もいます。ライフスタイルで優先する価値によって、選択の仕方は多様です。

ただ、いずれにしても、パートナーと一緒に暮らしているわけですから、相談することが大切です。お互いに譲れるものと譲れないものがあるなかで、冷静に対話を積み重ねていかないと、家庭不和を招くことにもなりかねません。みんなで納得するために話し合う時間を設けてましょう。

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