育児休業給付金の支給日がバラバラなのはなぜ?問い合わせ先や最短日も解説

育児休業給付金の支給日がバラバラなのはなぜ?問い合わせ先や最短日も解説
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育児休業給付金を受け取った際に、支給日がバラついていることに不安を抱いたことのある人たちもいるはずです。とりわけ、貯金に余裕がないと、お金が入ってくるタイミングが気になりますよね。実際のところ、どうして振込日に一貫性がないのでしょうか?

この記事では、「育児休業給付金の支給日がバラバラなのはなぜ?」という疑問について考察しています。また、支給日に関する問い合わせ先や最短日も紹介しているので、育休を取得している人たちは参考にしてみてください。

目次

育児休業給付金の支給日がバラバラなのはなぜ?

さて、育児休業給付金の支給日がバラバラになるのは、どうしてなのでしょうか?

結論から言えば、会社がハローワークに給付金を申請する手続きを終える日程にバラつきがあることが原因であると考えられます

育児休業給付金の支給申請は会社側で行います。育休を切り上げるタイミングには個人差があることに加えて、不正受給を防止するために対象期間の審査も実施されるため、給付金の申請は支払いの度にやらなければいけません。

そのため、会社のなかには申請手続きを後回しにするところも少なくないのです。実際、育休に関する手続きは日常業務にプラスして実施されていますから、人手不足な職場では後手になりがちです。したがって、必ずしも月末に固定されるわけではないことに注意してください。

支給日の問い合わせ先は?

なお、育児休業給費金の支給日に関する問い合わせは、どこにすればよいのでしょうか?

育児休業給費金に関する問い合わせ先は、厚生労働省、都道府県労働局、ハローワークです。けれども、厚生労働省の公式HPでは「自分の振込日がいつなのか?」という個別の質問には答えられないと回答しています。

なお、個人情報保護のため、電話でのお問い合わせには回答できませんので、ご了承ください。また、厚生労働省、都道府県労働局、ハローワークにおいて、個々の受給者の振込日は把握できませんので、入金日に関するお問い合わせにはお答えできません。

厚生労働省『Q&A~育児休業給付~』より引用(最終確認日:2023年10月1日)

そのため、支給日を具体的に知りたいときは、会社に申請を完了した期日を確認して、そこから各種手続きが終わるまでの目安と言われている日程を足すしかありません。貯金がない家庭からすると、明確な支給日を知りたいところですが、現時点では具体的にチェックする仕組みはないのです。

支給日は最短で何日になる?

それでは、結局のところ、育児休暇給付金の支給日は最短で何日になるのでしょうか?

これに関しては、男性と女性で最短の支給日に違いがあります。男性の場合は、子どもを出産した日から育休を取得できるので、支給日は2.5ヶ月〜3ヶ月後になります。一方、女性の場合は産休が終わってから育休が始まるので、出産してから少なくとも4.5ヶ月〜5ヶ月の期間はかかると考えられます。

支給日は最短で何日になる?

会社が支給申請の手続きを早く進めれば、給付金をすぐに受け取れると考える人もいるかもしれませんが、事業者は支給期間に働いていないことを証明する必要があるので、育休取得後から2ヶ月が経過しないと申請を始められないのです。支給申請が完了すれば、1週間程度で指定の口座に振り込まれます。

振り込みまで一定の期間があるので、ある程度の貯金がないと経済的に苦しくなるおそれがあるので注意してください。会社に相談すれば、1ヶ月に1度の支給も可能です。月々の支払いを加味した上で自分に適した支給日を設定しましょう。

2回目の支給日はいつ?

また、育児休業給付金が2回目以降に振り込まれる日程は、いつになるのでしょうか?

制度的には、2回目以降の支給日は統一されていません。あくまでも、会社が支給申請の手続きを終えた日を起点として、そこから休業状況の審査が2週間程度で終わり、「育児休業給付金決定通知書」が届いてから約1週間後に振り込みが行われます。

ただし、支給申請は給付金の対象期間となる初日から4ヶ月が経過した日が属する月の末日までと定められています。例えば、5月1日が初日だとすると、会社の担当者が9月30日までに申請を終えないと、給付金をもらえなくなってしまうわけです。

出産前から支出を計算して貯金しよう

育児休暇給付金は公費ですから支払いにそれなり時間がかかるのは仕方がありません。もちろん、育休を取得している人たちからすれば、できるだけ早く給与の代わりとなるお金が欲しいわけですが、不正受給が起きないためには証拠を明確にした慎重なプロセスが必要なのです。

したがって、出産前から毎月の生活費から1ヶ月当たりの支出を計算して、貯金をしっかりしておくことを推奨します。子育てが始まってただでさえ忙しいのにもかかわらず、経済的なプレッシャーを感じるのはしんどいです。パートナーともよく相談して蓄えを始めましょう。

また、支給日があまりにもバラバラで困る場合は気まずいかもしれませんが、支給金の申請を担当している方に事情を丁寧に説明して、できるだけ月末に合わせてもらうような段取りを行うのも大切です。そうしたお願いを聞いてもらうためにも、職場での信頼関係を作ることを心がけておきましょう。

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