つわりで仕事を休みすぎるのは迷惑?どれくらい休むのが妥当なのかを解説

つわりで仕事を休みすぎるのは迷惑?どれくらい休むのが妥当なのかを解説
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みなさんのなかには、妊娠中でつわりがひどく会社を休もうと考えている人たちもいるはずです。子どもを授かるのは嬉しいことですが、出産から育休を終えるまで職場の人たちに気を遣わないといけないのも現実です。実際、つわりで頻繁に休むのは許されないのでしょうか?

この記事では、「つわりで仕事を休みすぎるのは迷惑なのか?」という疑問について考察しています。また、「どれくらい休むのが妥当なのか?」という問いにも言及しているので、妊娠中でつわりが辛い人たちは参考にしてみてください。

目次

つわりで仕事を休みすぎるのは迷惑なのか?

さて、産休前につわりで仕事を休みすぎるのは迷惑なことなのでしょうか?

結論から言えば、あなたがつわりで休んだ分の仕事をカバーする人たちからすれば、迷惑になると考えられます。もちろん、子どもを授かったことは社会全体で祝福すべき幸せな出来事です。しかし、そのおかげで職場環境が著しく悪化した人からすれば、素直に喜べないのも肯けます。

もちろん、だからと言って、つわりを我慢して体調を悪化させるのは、胎児にとってもよくありません。その意味では、妊娠すれば職場に少なからず迷惑をかけるしかないのです。だからこそ、日頃から信頼関係を形成することが肝心です。そして、お世話になった人には必ずお礼を個別にしましょう。

その配慮があることで迷惑をかけられた人も、あなたを許してくれるでしょう。つわりには個人差がありますから、休むのは仕方がありません。けれども、その分をカバーしてくれる人への感謝を忘れると、後からしっぺ返しがくるので注意しましょうね。

つわりではどれくらい休むのが妥当なのか?

それでは、つわりで休む時に会社で許容される日数としては、どれくらいが妥当なのでしょうか?

ゼクシィが実施したアンケート調査によれば、妊娠期間中は1ヶ月で1日〜2日程度の休みを取得したと答える人たちが大半でした。ただ、休職したという人たちも全体の3割を超えており、妊娠期間に働くことをやめた人たちもいます。

どうしてもつらいとき、1カ月に1〜2日だけ仕事を休んだという人が約37%と多数派でした。しかしそれ以上の日数お休みした人は、しばらく休職した人を含めると6割以上という結果に。つわり以外のマイナートラブルも重なってしばらく職場復帰できなかった人も多いようです。

ゼクシィBaby『【2700人にアンケート】つわりで仕事を休んだことはある?休んだ期間はどれくらい?』より引用(最終確認日:2023年9月26日)

つわりの期間について、アカチャンホンポの公式HPでは、産婦人科医・荻田和秀先生の監修で以下のような情報を公開しています。

つわりがはじまるのは早ければ妊娠5週頃。妊娠8~11週頃にはピークを迎え、つわりが重い人だとほとんど食事がとれないことも。ただ、遅くても妊娠16週頃までに治まるケースが多いようです。必ず終わりは来るので、つわりは「無理をしないで」という赤ちゃんからのメッセージだと受け取り、なるべくゆったりと体を休ませながら過ごしましょう。

アカチャンホンポ『「つわり」の対処法とは?いつからはじまるの?いつまで続くの?』より引用(最終確認日:2023年9月26日)

上記の踏まえると、つわりで体調が悪いと感じたときは無理せずに休んだほうがよいと言えます。上司や同僚に事情を説明して、有給休暇を活用したり、休職したりするのも選択肢のひとつです。パートナーとよく相談して休み方の方針を決めておくとよいでしょう。

つわりで休むのは甘えなのか?

なかには、つわりで休む人に対して「甘えだ」と厳しく批判する人もいます。おそらく、妊娠した経験がなかったり、つわりが軽い体質だったりしたのでしょう。実際のところ、つわりで欠勤するのは甘えと言われるほどの行動なのでしょうか?

結論から言えば、つわりで休むのは甘えとは言えません。そもそも、妊娠期間の体調には個人差があります。すなわち、つわりの症状が重い人もいれば、軽い人もいるのです。無理をして母体に負担がかかえれば、胎児に悪影響が出るおそれがあります。

それにもかかわらず、あなたに対して「甘い」と言うのなら、それは単なる無知です。気にしないようにしましょう。もし、相手が上司なら、これを機会に転職を考えるのも選択肢のひとつです。無神経な人間が管理職の立場にいる会社は魅力的ではありません。妊娠の度に嫌な思いをする必要はないのです。

育児のしやすい職場を選ぼう

女性にとって育児のしやすい職場を選ぶのは持続可能なキャリアアップを検討するうえでも重要です。もちろん、男性も協力するのは当たり前なのですが、どうしても身体的なしんどさを代わってあげることは不可能です。そこは矢張り、休みを取得しやすい職場環境が大切です。

実際、休む度に職場の人たちに嫌味を言われるような環境にいると、メンタル的にもきついでしょう。そんな人たちが蔓延る職場は自分から手放したほうがよいです。もちろん、あなた自身が日頃から信頼を勝ち取るために努力していることが前提です。それでも文句を言われるなら見切りをつけて辞めましょう。

この世には働く場所はたくさんあります。視野を広げて、自分にとって適切なワークライフバランスを実現できる道を探しましょう。

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