みなさんのなかには、有給を使い切った後に欠勤しなければいけない状況に陥って困っている人たちもいるはずです。実際、サラリーマンとして会社に雇われている場合、法的に認められた権利を除いて、仕事を休むのは簡単ではありません。
とはいえ、病気や緊急事態で欠席せざるを得ないときはありますよね。しかし、「有給を使えないと解雇されるのではないか？」と心配になる気持ちも出てくるかもしれません。
この記事では、「有給を使い切った後の欠勤はクビになるのか？」という疑問について考察しています。また、ボーナスや評価への影響にも言及しているので、欠勤しようと考えている人たちは参考にしてみてください。
有給を使い切った後の欠勤はクビになる？
さて、有給休暇を使い切った後に会社を欠勤すると、クビになる可能性はあるのでしょうか？
結論から言えば、有給を使い切った後に欠勤したからといって、クビにはならないと考えられます。特に、休んだ理由が適切であると判断される場合は、上司をはじめ職場でもあなたの欠勤は受け入れられるでしょう。
けれども、従業員として雇われている以上、就業規則に則した働き方が求められます。すなわち、頻繁に会社を欠勤して、勤務態度や業務遂行能力に疑念を持たれた場合は、解雇されるリスクもあると言わざるを得ないわけです。
そのため、万が一、休んだときでも信頼を失わないように日頃から仕事を丁寧にこなし、上司や同僚とのコミュニケーションを大切にしましょう。
有給扱いにならない欠勤はボーナスや評価に影響する？
なお、有給扱いにならない欠勤によって、ボーナスや評価に影響する可能性はあるのでしょうか？
当然ながら、あなたの欠勤が会社にとってネガティブな影響をもたらす場合、ボーナスの減額や人事評価マイナスになるおそれがあります。
いうまでもなく、従業員は法的に認められている範囲において休みを正当に取得できます。しかし、自らの怠惰や管理能力不足によって発生した休みは「無給」扱いとなり、その分だけボーナスを下げられたり、同僚との比較においてネガティブな評価を受けたりするのは自然なことです。
会社としても真面目に働いて成果を出す社員を優先しますから、組織への貢献度が低く、休みがちな人を大切にする理由はないのです。
有給がないときに欠勤するときの注意点
それでは、有給を使い切った後に欠勤するときには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか？
ここでは、大きく３つの気を付けるべきことを紹介します。
注意１ 正当な理由を説明する
第１に、上司をはじめ職場の人間があなたの欠勤に納得できるように正当な理由を説明しましょう。
いうまでもなく、あなたが休んでいる間、上司や同僚は働いています。それにもかかわらず、あなたの休んでいる理由が不明瞭であれば、みんなからの信頼を傷つけることに加えて、会社での居場所が無くなる危険性があります。
だからこそ、だれしもが正当な理由であると判断できる休みの理由をちゃんと丁寧に伝えることを意識しましょう。
注意２ 日頃から仕事をきっちりする
第２に、日頃から仕事をきっちりすることで、欠勤を受け入れてくれる可能性があります。
実際、普段から一生懸命に働く人が病気や緊急事態で休んだときは、みんなから心配されるに違いありません。逆に、日常的な勤務態度が悪ければ、欠勤に対してネガティブな印象を持つでしょう。
要するに、他者との人間関係を良好な状態に保つための労力を割かなければ、同じ休みでも人によって大きく評価が変わってしまうのです。
注意３ 事前に相談する
第３に、自分が休んだときの影響を含めて事前に相談しましょう。
病気や怪我などの緊急事態は仕方がありませんが、健康上の理由以外で欠勤しなければいけない場合、上司や同僚にあらかじめ伝えておくことが大切です。当日になっていきなり休まれると、みんなの予定が狂ってしまうおそれがあります。その結果、信頼を損ねるリスクがあることを忘れないでください。
日頃の信頼関係が大切！
有給を使い切った後に休んだからといって、ただちに解雇されるとは限りません。けれども、あなたの勤務態度に問題がある場合、クビになる可能性は決してゼロとは言えないでしょう。いうまでもなく、あなたが休んでいるときに、上司や同僚は働いています。ある種のしわ寄せが発生することもあるでしょう。
だからこそ、日頃の信頼関係が大切です。組織である以上、少なくともお互いに迷惑をかける可能性は、だれにでもあります。しかし、あなたが職場で必要のない人だった場合、有給扱いにならない欠勤をよいと思う人はいないはずです。
そのため、緊急で休んでもカバーしてもらえるような人間関係を日常的につくることが大切なのです。これは、どの職場においても共通して重要な事柄です。
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