日々の仕事をこなすなかで転職活動の準備を行うのは大変ですよね。だからこそ、有給休暇中に新しい仕事を探そうと考えている人たちもいるはずです。実際、社会人になってまとまった休みを取得するには、有給を使う以外の選択肢はほとんどないのが現実です。
とはいえ、今の職場に転職活動していることがバレると、いろいろと面倒ですよね。果たして、有給消化中に次の仕事を探していることが知られてしまう可能性はあるのでしょうか?
この記事では、「有給消化中の転職活動はバレるのか?」という疑問について考察しています。また、次の仕事を探すときのポイントも紹介しているので、参考にしてみてください。
有給消化中の転職活動はバレるのか?
さて、有給消化中に転職活動する場合、職場の人たちにバレる可能性はあるのでしょうか?
結論から言えば、あなたが転職しようと考えていることを言わない限り、有給消化中に次の仕事を探していることがバレることはないと考えられます。
「転職しよう」という意思を胸に秘めていることが前提ですが、社員の動向を事細かに把握する術は会社にはありません。その意味では、新しい職場を探すタイミングとして、有給休暇というまとまった休みはぴったりと言えます。
転職活動がバレるケース
ただし、次のようなケースの場合は社内の人間に知られる可能性があるので注意してください。
転職活動がバレるケース
- その1 職場の関係者(同僚や後輩)に転職しようと考えていることを話している場合
- その2 転職先に今働いている職場の知り合いがいる場合
- その3 ソーシャルメディアで転職に関する投稿をアップロードしている場合
- その4 有給休暇中に社内の人間にまったく連絡しない場合
会社の人間関係は必ずしも信頼できるネットワークとは言えません。むしろ、やめる人に対して冷たく接する人もいれば、秘密を守らない人もいるでしょう。もし、転職活動の事実を知られたくないならば、くれぐれも関係者に口外しないように気を付けるべきです。
有給休暇中に次の仕事を探すときのポイント
なお、有給休暇中に新しい仕事を探すときには、いくつか留意しておくべきポイントがあります。
ここでは、具体的に3つの視点を紹介していきます。
ポイント1 スケジュールを具体化する
第1に、転職活動のスケジュールを具体化しましょう。
有給休暇とはいえ、1ヶ月などのまとまった休みを取るのは決して簡単なことではありません。だからこそ、有給を取得する前から具体的な計画を立てることで次の仕事をスムーズに探せるはずです。
常に具体的なタスクを洗い出して、「今、何をすべきか?」という問いをクリアにしておくことで行動しやすくなるので、本気で新しい仕事を探すなら、まずはスケジュールを明確にしましょう。
ポイント2 面談日として活用する
第2に、有給の期間を転職先の面談日として活用しましょう。
面接の日程は相手の予定に合わせなければいけません。そのため、自分のスケジュールに空きが多い状態のほうが調整しやすくなるので、有給休暇を活用するのが適切なわけです。
また、日々の仕事から解放されているからこそ、迅速なコミュニケーションが可能になり、それが先方に対する転職への意思を明確に示すうえでも役立ちます。
ポイント3 転職エージェントの登録を済ませる
第3に、転職エージェントサービスの登録を事前に済ませておきましょう。
近年では、業界や条件に応じて、転職先を探してくれるエージェントサービスが多数存在します。無論、彼らは紹介して利益を得るビジネスモデルですから、適当に仕事を当てがおうとする残念な人たちもいるのが現実です。
しかし、それはあくまでもエージェントを担当する個人の品質に関する問題ですから、あなたの志望に対して適切なアプローチを提案してくれる人を見つけさえすればよいわけです。
それはサービスというよりも、そこで働いている人の働き方によって違いますから、複数のサービスを利用して話をとことん聞いてみることをおすすめします。そのうえで、あなたが信頼するエージェントだけにフォーカスしましょう。あなたを利用しようと考えている人は無視してください。
まとまった時間を使って納得の転職をしよう!
転職活動には時間が必要です。だからこそ、有給休暇というまとまった時間は新しい職場を見つけるのに最適なタイミングと言えます。
実際、転職に踏み切れない人たちのなかには、時間がないことを理由にしている人もいます。たしかに、仕事は重要な要素ですから、短期間で決めるのは難しいですよね。
とはいえ、いつまでもダラダラと先延ばしにしては道は永遠と拓けません。一度、自分と向き合う良い機会にもなるので、有給を無駄に消費するのではなく、上手に活用することをおすすめします。
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