有給を使い切るのは非常識なのか?使い過ぎと言われたときの対処法3選

有給を使い切るのは非常識なのか?使い過ぎと言われたときの対処法3選
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有給休暇は労働基準法で認められている従業員の権利です。けれども、現実の会社組織では、休んだ分だけ他人に負担が発生するため、権利を行使しているだけなのに文句を言われた経験のある人たちもいるはずです。あるいは、有給休暇を取得したことにして終わってしまう人たちもいるのではないでしょうか。

実際、法律で認められているのにもかかわらず、有給休暇を取得するとネガティブな雰囲気になるのは納得がいきませんよね。とりわけ、有給を使い切ったことに対して非常識扱いされたことのある人からすれば、「この会社が間違っているのではないか?」と疑問を抱くこともあるかもしれません。

この記事では、「有給を使い切るのは非常識なのか?」という疑問について考察しています。また、「使い過ぎ」と言われたときの対処法もまとめているので、有給休暇について疑問を持っている人たちは参考にしてみてください。

目次

有給を使い切るのは非常識なのか?

さて、法律で認められているはずの有給休暇を使い切るのは、非常識な行動なのでしょうか?

結論から言えば、これはあくまで組織文化や個々の職場環境に依存します。すなわち、あなたの他に会社で有給休暇を使い切っている人がいない場合、あなたの行動が非常識と見なされる可能性はあります。同時に、全員が忙しい中で有給休暇を全て取得すると、「協調性がない」と言われるかもしれません。

しかし、有給休暇は労働者の権利であり、必要に応じて利用すべきものです。それぞれの企業や業界には、有給休暇を取りやすい時期と取りにくい時期があることは確かですが、その権利を行使することは本来非常識ではないのです。

また、法律に違反するブラック企業がある一方で、従業員が有給休暇を使い切れるような職場環境を整備している企業も多くあることも忘れないでください。

有給休暇を使い過ぎと言われたときの対処法3選

とはいえ、いざ有給休暇を取得したときに、上司や同僚から「使い過ぎ」と言われてしまったときは、どのように対応すればよいのでしょうか?

ここでは、おすすめの対処法を3つ紹介します。

方法1 圧倒的な成果を出す

第1に、有給休暇を使い過ぎと文句を言われた場合、仕事で圧倒的な成果を出すことを心がけましょう。

いうまでもなく、有給休暇を取ることによって他のメンバーに少なからず迷惑をかけることがあります。けれども、その前後であなたが高いパフォーマンスを発揮して、他人が認めざるを得ないような成果を出していれば、だれも非難できないでしょう。

むしろ、休みを取得するときに「いつも頑張ってくれているから、ゆっくり過ごしてね」と労いの言葉をかけてもらえるかもしれません。あなたが今の職場で必要とされる人間であることが大切なのです。

方法2 事前に相談する

第2に、有給休暇を取る際は、必ず上司やチームメンバーと事前に相談することが重要です。

これにより、皆が予定を調整し、あなたの不在をカバーすることが可能になるわけです。逆に、この点を考慮しないと、勝手な行動として非難されるリスクがあります。休んでいる間にも、上司や同僚、先輩や後輩が働いていることを忘れてはいけません。

また、事前の相談を行うことによって、あなたの有給休暇が業務に与える影響を予め理解してもらうこともできます。その結果、「使い過ぎ」とネガティブな印象を受ける確率を下げられるでしょう。

方法3 転職を考える

第3に、あなたが有給休暇を適切に利用することを妨げる悪質な職場環境である場合、転職を検討するのも一つの選択肢です。

健康的なワークライフバランスを保つことは、長期的に見てあなたのパフォーマンスにとって非常に重要です。そのため、有給休暇を取得できない会社は、あなたのキャリアにとって有害になるおそれがあります。目的がはっきりしない状態で自己犠牲の精神で頑張る意味はありません。

実際、近年では、コンプライアンスを意識した企業は増えています。ソーシャルメディアなどので悪い口コミが広がれば、採用にもネガティブな影響が生まれるので、真剣に対策している会社もあるわけです。その意味では、今の職場だけが全てではないことに留意しておきましょう。

適切な有給休暇で評価が下がる会社はやめるべき

なお、あなたが適切な対応を取って有給休暇を使ったときに評価が下がるようなことがあれば、その会社は退職すべきです。繰り返しになりますが、有給は法律で認められている権利であることに加えて、仕事でも一定の成果を収めているのに休みづらい雰囲気が漂っているのは、まともな企業ではありません。

社員を使い捨てるような組織にいても、未来は明るいとは言えないのではないでしょうか。実際、転職サービスもさまざまなあるなかで、思い切って新しい仕事を探してみるのも大切な決断です。社会では、自分を守るのは最終的に自分です。自分が自分の敵になるのは危険です。

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