仮病で会社に診断書を出せと言われたときの対処法と注意点を解説!

仮病で会社に診断書を出せと言われたときの対処法と注意点を解説!
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だれだって、たまには仕事をズル休みして自分の自由な時間を過ごしたいと思うはずです。とりわけ、ブラック企業で忙殺される日々を送っていると、魔が刺してしまうかもしれません。無論、仮病は就業規則に反する行為に違いありませんが、心身が疲れてしまうことはあるでしょう。

けれども、いざ仮病を使って休んだところ、欠勤の理由が適切であることを示すために、会社から「診断書を出してください」と言われると困りますよね。実際、どのように対処すればよいのでしょうか?

この記事では、仮病なのに会社に診断書を出せと言われたときの対処法を解説しています。対応時の注意点もまとめているので、ズル休みで困っている人たちは参考にしてみてください。

目次

仮病で会社に診断書を出せと言われたときの対処法

さて、仮病を使って休んだときに、会社の上司から「診断書を出せ」と言われたときは、どのように対応すればよいのでしょうか?

結論から言えば、仮病の理由として使った症状を診察できる病院に行き、領収書を提出することで乗り切れると考えられます。当然、健康な状態で医師に診てもらったとしても、診断書はもらえません。そのため、具合が悪くて病院に行った事実を示す領収書を代わりとして使うしかないのです。

もちろん、病院に行く以上、診察代はかかってしまいます。こればかりは仮病で休んだ代償として受け入れざるを得ないでしょう。

会社に診断書を出せと言われたときの注意点

なお、会社から「診断書を出せ」と言われたときには、いくつか注意しなければいけないことがあります。次に挙げる3つのポイントを怠ると、仮病で休んだことを後悔することになりかねません。ズル休みが想像以上のトラブルに発展しないためにも、必ず守るように心がけてください。

注意1 診断書を偽装しない

第1に、診断書の偽装は犯罪なので絶対にやめましょう。

実際、診察代を支払うのが嫌で病院に行かずにワードやエクセルで診断書を適当に作ってしまおうと考える人もいるかもしれません。しかし、それは法を犯す危険な行動です。万が一、バレたら解雇される危険性もあるでしょう。これに関しては、ベリーベスト法律事務所でも次のように言及しています。

病気や体調不良を理由に会社を休むことがあります。本当に病気や体調不良であれば問題ありませんが、会社にうそをついて休んでいる場合、会社から診断書を提出するよう求められると困ってしまう方もいるでしょう。そのような場合に、診断書を偽造しようと考える方もいるかもしれませんが、診断書の偽造は犯罪行為にあたりますので、絶対にしてはいけません。

ベリーベスト法律事務所『診断書を偽造したら逮捕される? 違法性と逮捕後の流れを解説』より引用(最終確認日:2023年9月25日)

具体的には、有印私文書偽造罪、偽造有印私文書行使罪、そして詐欺罪が成立する危険性があります。たった1日のズル休みで辻褄を合わせるために診断書を偽造するのは絶対にやめましょう。

注意2 頑なに提出を拒否しない

第2に、診断書の提出を頑なに拒否しないように注意してください。

会社からすれば、従業員の欠勤が適切かどうかを判断するのは自然なことです。だからこそ、証拠となる診断書を求めているわけです。それにもかかわらず、提出を拒んでいると、「こいつ、仮病で休んだな……」と疑われてしまう可能性が高くなります。

たった一度の仮病がきっかけで上司から信頼を失えば、出世にも影響するでしょう。サラリーマンの最大のクライアントは上司です。彼らの期限と信用を損ねないように気をつけてください。

注意3 欠勤の慣習を調べておく

第3に、仮病を使う前に欠勤の慣習を調べておくのがベストです。

欠勤の理由をチェックする体制は各会社や上司の方針で異なります。そのため、他の人が仕事を体調不良で休んだときに実施されるエビデンスチェックを確認しておくことで、仮病のリスクを把握できます。もし、診断書の提出まで求められていないなら、ズル休みしやすいと判断できます。

もちろん、あなたに信用がない場合、特例として診断書の提出が求められるケースもあるかもしれません。その意味では、日常的に職場で活躍している必要があるのです。

リモートワーク系の会社に転職するのもよい

だれだって、長い人生の中で仮病で休みたくなる日もあります。ズル休みをしたことがない真面目な人もいるかもしれませんが、1分単位で見れば、勤務時間内に多少の息抜きで好きなことをしている人のほうが多いと考えられます。

しかし、その感情がリフレッシュしても消えない場合、今の職場との相性がよくない可能性もあります。

出社がしんどいなら、リモートワーク系の会社に転職するのも一案です。実際、フルリモートで働ける企業も増えています。今さら遅いなんて思う前に、まずは検討してから判断しましょう。もしかしたら、これから出会う会社は仮病なんて使わずに楽しく働ける環境かもしれません。

自分の可能性を安易に見限らずに新しい環境で解決できる問題があることも忘れないでください。

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