仕事をズル休みしたことある人の割合|そもそもズル休みしてもいいのか?

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だれだって一度は「ズル休みしよう」と考えたことがあるはずです。「何だが気分が乗らない」という日もありますし、職場で日常的にストレスを感じているなら休みたいと思うのは自然なことです。

とはいえ、「社会人としてズル休みなんてありえない」と真面目に考える人たちもいるでしょう。実際のところ、仕事をズル休みしたことのある人はどれくらいいるのでしょうか?

この記事では、仕事をズル休みしたことある人の割合を紹介しています。また、「そもそもズル休みしてもいいのか?」という疑問についても考察しているので、「会社を休みたい」と考えている人たちは参考にしてみてください。

目次

仕事をズル休みしたことある人の割合

さて、一般的に仕事をズル休みしたことある人の割合は、どれくらいなのでしょうか?

結論から言えば、株式会社ライボが実施した『2022年 仕事の意識度調査』によれば、仕事をズル休みしたことある人の割合は37.8%でした。1000人いたとすれば、378人がズル休みしていることになります。3人に1人は仕事をズル休みしたことがあると言えるわけです。

また、嘘の理由として使われているのは「体調不良」が圧倒的に多くなっています。体調不良は突発的に起こる性質があるため、休む理由として使いやすいと言えます。なお、『2022年 仕事の意識度調査』の結果に関する詳細を知りたい人たちは以下のリンクをご確認ください。

そもそもズル休みしてもいいのか?

とはいえ、社会人として、そもそも仕事をズル休みしてもよいのでしょうか?

当たり前ですが、企業の目線から言えば、ズル休みしてもよいわけがありません。止むを得ない理由がない以上、就業規則に違反する行為としてバレると減給などの罰則を受けるおそれがあります。

ただし、ズル休みを頻繁に繰り返して実害を与えるなどの悪質なケースを除いて、解雇されるようなことはほとんどないと考えられます。これに関しては、ベリーベスト法律事務所が次のような情報を公開しています。

遅刻や欠勤が多い社員であっても、簡単には解雇は認められません。

労働契約法では、同法16条に

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。

と規定されています。
会社は生活の基盤であり、安易に解雇が認められると社員は安心して働くことができないことから、この条文を根拠に、多くの裁判例で解雇が無効とされています。

ベリーベスト法律事務所『勤怠不良の社員は解雇できる? 遅刻・欠勤が多い社員に企業としてできること』より引用(最終確認日:2023年9月20日)

現実社会ではズル休みする人もいます。人間である以上、会社を説得できるほどの合理的な理由がなかったとしても、「休みたい」という感情が生まれるのは不自然なことではありません。

とはいえ、ズル休みで迷惑を被る人たちが多いときは控えるべきでしょう。もし、どうしてもズル休みしたいならば、せめて周りへの影響が少ないタイミングを見計らって実行したほうがよいでしょう。職場の人たちの負担が大きい場合、気まずい思いをするおそれがあるので、状況をよく見て判断してください。

ズル休みがバレたときはどうすればよいのか?

なお、ズル休みが会社にバレたときは、どうすればよいのでしょうか?

厳しいことを言えば、一度失われた信頼を取り戻すのは想像以上に難しいと言えます。特に、みんなが頑張っているのにもかかわらず、あなただけがサボっていたとなれば、周囲からも相手にされなくなってしまうおそれがあるでしょう。

そのうえで、具体的な対処法があるとすれば、気持ちを入れ変えて、職場の人たちから認めてもらえるまで誠実に働き続けるしかありません。改めて、ズル休みがバレた時に生じるデメリットは大きいので、くれぐれも注意してください。

ズル休みする時の注意点

以上のことを踏まえたうえで、ズル休みするときの注意点をまとめていきます。

ここでは、3つの視点から気を付けるべきことを紹介しているので、参考にしてみてください。

注意1 SNSなどに痕跡を残さない

第1に、TwitterやインスタなどのSNSにズル休みの痕跡を残さないように注意しましょう。

投稿はもちろん、友人と遊びに行った場合は相手にタグづけされないように設定を変更することを推奨します。念のため、友人にもタグづけや名前を出した投稿を控えるように伝えておきましょう。

実際、上司や同僚にアカウントをフォローされていなかったとしても、名前を検索してSNSをチェックしている人たちは存在します。そのため、ネット上で会社の悪口を言うのもやめましょう。

注意2 罪悪感を抱くならやめる

第2に、ズル休みで罪悪感を抱くならば、最初からやめましょう。

とりわけ、職場の人たちと親密な人間関係を形成している場合、後になってから嘘をついたことや迷惑をかけたことを後悔する人もいるでしょう。

しかし、ズル休みした事実を正直に話しても、ネガティブに評価されるだけです。最後まで嘘を突き通す気持ちが固まっていないならば、苦しくなるだけですからズル休みの計画を中止することを推奨します。

注意3 忙しいタイミングを避ける

第3に、ズル休みするタイミングは会社の繁忙期を避けましょう。

いうまでもなく、あなたが休んだ分のしわ寄せが上司や同僚にくると、みんなからネガティブな評価を下されるおそれがあります。「この忙しい時にふざけるな」という感情は信頼関係を壊しかねません。

会社を休む以上、何かしらの迷惑が生じるのは避けられませんが、その度合いが最小限になるよう可能な限り工夫しておきましょう。

息抜きも大切

だれだって「ズル休みしたい」という気持ちになることはあるはずです。ただ、それを実行するとなれば、それなりに覚悟が必要です。万が一、バレたときは信頼を回復させるために従来以上に努力しなければいけなくなります。その意味では、リスクがあることを忘れないでください。

とはいえ、たまには息抜きも大切です。できれば、ズル休みよりも有給を使ったほうがよいのですが、会社によっては法的に義務付けられた休暇なのに取りづらいという問題もあるはずです。仕事ばかりに支配されてプライベートや自分の感情が犠牲になるのはメンタル的にも不衛生です。

これを機会に、自分の人生と仕事のバランスをもう一度見直してみることをおすすめします。

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